経営虎の巻 第98回「情報収集がうまい人になるメリットとコツ」
インターネットの普及により、誰もが多くの情報を簡単に手に入れることができるようになりました。
しかし、多くの情報の中から有益な情報を見つけ出せる情報収集がうまい人は、そのあとの工程となる情報の共有・活用も円滑に進めることができます。
情報収集がうまい人には、どのような特徴があるのでしょうか。
情報収集がうまい人になることで得られるメリットや情報収集がうまい人になるコツを見ていきましょう。
情報収集がうまい人の特徴は収集する側だけではなく、情報を発信する側の意図や立場を念頭に置いて物事を見ていることです。
仮に有識者が発信した情報であっても、視点を変えれば発信者の主張とは異なる形で捉えられることもあります。
多方面からの視点で情報収集ができる人は、自社や業界に対する肯定的な情報だけではなく、ときには批判的な意見や情報も押さえています。
情報収集がうまくなると、すでに自分の中で質の高い情報だけがインプットされているので、アウトプットする際に情報を選別する手間が省けます。
そのため、チーム内で鮮度の高い有益な情報を効率よく共有できるため、仕事のスピードを上げることも可能になるのです。
情報収集をおこなう最終目的は、情報収集で得た情報を活用し、業務を効率よく進めて会社の利益を生み出すことです。
どんなに優れた情報を得ていたとしても、チームや社内のメンバーにアウトプットや共有しなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
上司に提出する企画書や社内外に向けたプレゼン資料は、自分の情報収集力を発揮する場でもあります。
企画書や資料を読んだ相手が思わず納得してしまうものに仕上げるために、失敗を恐れず積極的にアウトプットや共有の回数を重ねることも大切です。