目標達成への3つの視点
ミッキーマウスを世に送り出し、90年以上経った今も世界中のファンを魅了するウォルト・ディズニー氏は、かつてアニメーションへの夢を実現するために、3つの視点を持っていたとされます。
一つには、「夢想家」の視点。
何の制限・制約もない広い視点で、一途に未来を見つめ、心躍る夢やビジョンを大きく展開します。
そして、魔法を使うかのように、夢を叶えるための手段を次から次へと生み出し、ゴール達成のモチベーションと持続力を強化します。
二つには、「批判家」の視点。
これは、単なる批判ではなく、ゴール達成の可能性を高めるために建設的な批判を用いて、想定される問題点やリスクを発見します。
故に、ゴール達成への精度が高まります。
三つには、「現実家」の視点。
ゴールやビジョンを実現するためには、具体的に何が必要か、現実的な方法・手順・計画・役割等を明確にしていきます。
そして、何をいつまでにしようかと、初めの一歩を見定め、期限管理を始めます。
確実なステップを検討することにより、セルフマネジメント力が高まります。
一般的に、人の視点には偏りがあります。
ネガティブな批判家視点が強すぎて夢を潰していたり、逆に夢見る視点が強すぎて単なる夢追い人になっていたり、または現実的になりすぎて目的を見失い局所的になりがちです。
しかし、ウォルト・ディズニー氏は、自分の頭の中で、それぞれの視点を持った3人を登場させ、繰り返し対話をしていたそうです。
この3つの視点は、今では“ディズニー・ストラテジー”というスキルとして、ビジネスコミュニケーション等に応用されています。
この視点は、目標や計画の達成のために大切であり、問題発見・課題形成、解決、リスク管理の視点も養えます。
私達も仕事に役立てることができるのではないでしょうか。