大雨災害時の車での対応
今年に入り、東日本では低気圧の影響により記録的な大雨が多発しました。
また、その影響で起こる急激な冠水による被害も相次ぎました。
車での外出中だけでなく、避難の際に車を使ったために被災されたかたも多くいらっしゃったことは記憶に新しいかと思います。
もし、自分がこのような場面に遭遇した場合、どのような対応をとればよいのでしょうか?以下の点を注意しましょう。
①冠水路は避ける
乗用車の走行可能な水深は床面に漬からない程度です。
冠水路は見た目だけで水深を判断することは難しいので侵入してしまうと思いのほか深い場合があります。
車の床面以上の水深であってもただちに浸水はしてきません。
そのため危険を察知する頃には、車が浮いて動かなくなりエンジンの吸気口が水を吸ってしまった等によりエンジンが停止し、最悪そのまま立ち往生となる可能性があります。
車内に浸水した場合はただちにエンジンを停止しましょう。
②防災用品を常備する
保管場所が限られているため、命を守るために必要な用品を優先しましょう。
道路の通行止めなどで1~2日の「短期間の車内待機」の可能性もあるので、飲料、食料、防寒具、携帯用トイレなどを常備すると良いでしょう。
車内は寒暖差が大きいため、季節によって防災用品の内容や注意点が異なることにも注意が必要です。
これらの備えは「災害大国」である日本では必須なのではないでしょうか?一人一人が防災の意識を高め、万全の準備をしておきましょう。