履歴書のポイント
Q.入社してもすぐに退職してしまう職員が多いため、採用選考のときにできるだけ長く勤めることができそうか見極めたいと思っています。
履歴書はどのような点を確認して面接に臨むとよいでしょうか。
A. 応募者が提出する履歴書からは、記載されている事実の情報だけではなく、働くことに対する意識やスキルを推測できる部分があります。
例えば、履歴書を丁寧に作成していない人材は、実際の仕事でも丁寧さに欠ける可能性があるといったことです。
1.応募先の会社にあった志望理由や職務経験の記載がない
応募先である会社を加味しない志望理由の記載がある、これから就く予定の仕事に活かせる経験やスキルがあるのにもかかわらず記載がない、ということがあります。
この場合は、働くことへの意識や応募した会社への志望度が低い、自己分析や希望する仕事への理解が浅い、ということも想定できます。このような人は実際に働いても、意欲的に勤務しない、あるいはすぐに退職する可能性があります。
2.十分な情報が記載されていない
最近では、パソコンで作成された履歴書が見受けられるようになりました。この場合、応募者が一定のパソコンスキルを有していることが考えられる反面、応募者自身が都合のよいように項目を削除したり、スペースを減らしたりすることができ、結果、採用する側にとって十分な情報が記載されていない可能性があります。
パソコンで作成されていること自体が悪いのではありませんが、履歴書に記載されている情報では十分でない可能性があることを念頭に置いておきましょう。
面接の際には、通常履歴書には記載しない前職の退職理由や仕事をしていない期間がある場合の理由の確認などを行いましょう!