「2022年を振り返って」
令和4年も残すところ1カ月となりました。
令和2年から新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、終息せぬまま3回目の年末を迎える事となりました。
想定していなかった出来事が数々と発生し、対応に追われた1年であったと思います。
コロナに加え、ロシアのウクライナ侵攻、様々な物価の上昇、急激な円安、安倍元首相の銃撃事件と歴史の教科書に載せなければならない事柄が沢山発生しました。
足元ではモノの値段が急激に上がっています。
ここ数年、若干のインフレ傾向ではありましたが、今年に入って値上がり品目が多岐にわたり、国民の生活に大きな影響を及ぼし始めております。
お客様から、「原材料や資材、燃料の仕入は止まらず高騰していくと調達先より言われた。」といったお話を毎日のように耳にします。
価格転嫁せざるを得ないという状況に追い込まれているようです。
為替相場の急激な変動とコロナによる影響で世界経済は歯車が狂いミシミシと音を立てているような気がします。
30年程デフレ環境の中で生活しビジネスを行ってきた日本人は、現在の環境に適応し、様々な歯車が噛み合うまでに、かなりの時間を要しそうです。
私たち中小企業は、先が読めない環境下において、経営の舵取りは非常に難しいものです。再度、現在の環境を見直し、経営計画の修正を行う必要がありそうです。
また、今後日本は避けられない急激な少子高齢化時代を迎えます。
社会保障関連費も膨大な数字となり、結果、国民負担として跳ね返ってくる事が予想されます。
高齢者世代の社会保障関連費の負担増について議論が進んで来ました。
以前に老後2,000万円問題という話がありました。
国民負担(税や健康保険料)が増加し、かつ、インフレが続くと、当然2,000万円どころではない状態となります。
資産の効率良い保全が求められる時代です。
現行のゼロ金利の状態で預金しておくだけでは、時の経過につれて物価が上昇し価値が下落する結果となります。
「お金の置き場所」を検討し、資産を保全する方法を検討する必要があるのではないでしょうか。
今後の資産運用のキーポイントは「増やす」というより、「価値を下げない」がポイントになるような気がします。
「お金の置き場所」は、生命保険、株式投資、投資信託、外貨預金等様々な場所があります。当然、それぞれリスクもあります。
「解らないものには手を出さない。」これは鉄則だと思います。
マスエージェントグループは皆さんの投資に関する知識の一助となるべくセミナー等を通じて情報提供を行っております。
興味のある方は是非ご参加ください。
来年は、明るい話題が溢れる一年になって欲しいものです。
本年中は、格別のご高配を賜りありがとうございました。
少し早いですが年末のご挨拶とさせて頂きます。
来年も引き続き宜しくお願い致します。良い年末をお過ごしください。