マスエージェントグループは、経営に関するあらゆるご相談にお応えいたします

088-632-6228

今月の1冊「スタンフォード式最高の睡眠」

今月の1冊「スタンフォード式最高の睡眠」

「スタンフォード式最高の睡眠」西野精治 (著) (出版社:サンマーク出版)

今年の夏はいつも以上に気温が高く、十分な睡眠がとれなかった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
最近ではすべての業種、世代において生産性の向上が課題として挙げられています。業務の効率化を図り、その上で成果を上げることが求められています。
それを支える土台として、個人に応じた適切な睡眠をとることはすべての人にとって重要なことであるといえるでしょう。

まず、個人的に一番興味をひかれたところは「睡眠負債」です。
理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の差(=睡眠負債)は1日や2日では到底返すことができないとのことです。著者の調査によると(具体的な調査方法は本書をご覧ください。)仮に長い間毎日40分の睡眠負債を抱えている場合、それを取り戻すまでに必要な時間は、なんと毎日14時間ベッドにいるのを3週間続けなければならないらしいのです!
今週は疲れたから週末に寝だめしようと思わる方も多いと思います。また疲労回復の観点では休日をだらだら過ごすと逆に疲れるということもよく言われますが、睡眠に関しても寝だめはその日の寝つきが悪くなることもあり、むしろ逆効果であるということになります。短い時間で不足した睡眠を取り戻す現実的な方法は無いようです。

また、質の良い睡眠をとるためには、睡眠中以外の時間も重要です。
本書では「睡眠」と「覚醒」はセットであるべきだと論じられています。理想は就寝時間と起床時間を固定することです。当然、平日のみならず週末も固定することになりますが、忙しくいろんな誘惑のある現代人にはなかなかハードルの高いもののように思えてしまいます。金曜の夜は、夜更かししてしまいがちですが、理想の睡眠を手に入れるためには、この誘惑も断ち切らなければいけません。

人は、入眠してからレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しながら覚醒をむかえるとされていますが、意識すべきは、このうち最も重要だとされる最初の90分間のノンレム睡眠をいかに深くできるかです。(最初の90分間は眠りのゴールデンタイムと言われています。)ここを深くすることにより、快適な目覚めを迎えることができます。

この他、天気にかかわらず朝日を浴びることや、眠りに入った最初の90分の質を良くする方法など、明日から取り組める内容も豊富に記載されています。人生100年時代、睡眠の質に意識を向けることは後々に大きな差になっているはずです。

2018年10月01日

あらゆるニーズに対応できるようグループを通してお客様を支援いたします


Page Top