「ボスとリーダーの違い」
中小企業の一番の悩みは人材です。
人口減少により人材が不足していることは大きな問題であり、日本の国全体の課題です。
人材育成の面においても、仕事に対する考えや人生観が多様化し、「人を育てる」、「チームをまとめる」、「人を導く」といった部分が昔と比較して難しくなって来たことを感じております。
この様な環境下において、中小企業が如何に人材を集め育成するのかという事を考えると非常に頭を悩ませます。
どの様な人材を中小企業において育成すべきか。
ご存じの方も多いかと思いますが、TOYOTAの豊田章男元社長が春闘の際に社員に向けて話した言葉が凄く響きましたのでご紹介致します。
・ボスは私という → リーダーは我々という
・ボスは失敗の責任を負わせる → リーダーは黙って失敗を処理する
・ボスはやり方を胸に秘める → リーダーはやり方を教える
・ボスは仕事を苦役に変える → リーダーは仕事をゲームに変える
・ボスは「やれ」と言う → リーダーは「やろう」と言う
・ボスは部下を駆り立てる → リーダーは人を導く
・ボスは権威に頼る → リーダーは志・善意に頼る
・ボスは恐怖を吹き込む → リーダーは熱意を吹き込む
・ボスは時間通りに来いと言う → リーダーは時間前にやって来る
ボスとリーダーは同じような役割を担っているように見えて、その実態は大きく異なります。
リーダーは、組織を率いて目標を達成するという点ではボスと同じですが、部下との関係性は異なります。
リーダーは部下を尊重し、彼らを励まし、彼らがやりがいを感じるような環境を作る役割を果たすと言われており、人員のスキルアップやパフォーマンスの向上を推進するために、部下と一緒に意見を交換し合い、コミュニケーションを密に取るよう努めます。
現代において求められているのはリーダーであろうと思います。
ボスの経営は、歯車が噛み合うと一気に大きくなりますが、一方で弱い面があるように思います。
ビックモーターで問題が噴出したのは、ボス経営の行き過ぎた形であった様な気がしてなりません。
マスエージェントグループでは、力不足ではありますが、出来るだけ沢山のリーダーが生まれるように人材育成を行う努力をしております。
また、現在、マスエージェントグループの仲間となって働いて頂ける方を募集しておりますので、心当たりのあるお客様はご紹介頂ければ幸甚に存じます。
お客様皆様の飛躍をサポートすべく日々切磋琢磨して参りますので引き続き宜しくお願い致します。