経営虎の巻 第107回「スケジュール管理とアポ管理の違い」
多くの人が手帳を使って、スケジュール管理を行っていますが、皆さんは、スケジュール管理とアポ管理の違いを認識して手帳を使っているでしょうか。
スケジュール管理とは、単にお客様とのアポイントメントや会議の時間など、業務の予定を備忘録として残すこと(アポ管理)ではなく、業務の始まりから終わりまで、その変化の一つひとつを日々捉えていくことです。
そのためには、まず初めに、1ヶ月の業務設計を行い、何の業務がどこに何時間組み込まれるのかを明確にする必要があります。
そのため、現状を視覚的に判断できるように整理すると良いでしょう。
次に、週単位で行うべき業務を積み上げ、優先順位を決定します。
当初予定した時間を超える場合には、どのようにすれば時間内に抑えることができるか、具体策を検討します。
最後に、実施すべき仕事をToDoまで落とし込み、1日単位の業務設計を行います。
業務のブレイクダウンにより「視える化」することで、仕事の抜け漏れを低減することができます。
生産性の高い仕事ができるということは、好ましい仕事の習慣が身についているからに他ありません。生産性の向上は、頭で分かったつもりでも、日々の言動が変わらなければ何も変わらないものです。