デジタル快刀乱麻 第5回「クリップボードのススメ」
「時違えども、為すべきこと同じくまた是多ければ、それを携えよ。」
これは、かの有名な電脳古事記の第10章第9節に出てくるフレーズです。
パソコンを使用するうえで頻度の高い機能であるコピー（カット）&ペーストの重要性が伝わってきますね。
さて、皆さんはパソコンを使用する中で、どれくらい切り取りやコピー操作を行っていますか？
文章や画像、計算式や表など様々な場面で使用されていることと思います。
任意の文や表を選択し、切り取りやコピーをして貼り付けるという一連の操作ですが、この際に見えないところで活躍してくれているのが「クリップボード」になります。
Windows10では、クリップボードの履歴を管理できる機能が搭載されたことにより、今まで一回分の切り取りやコピーのデータしか保持できなかったところが、履歴として複数個保持できるようになり、電源を切ってもデータを保持することが可能になりました。
また、クリップボードの履歴全てを消すことも任意でできるようになりました。
さらに、任意の履歴に対し、「ピン留め」というオプションを設定すれば、その履歴は削除対象から外れるようになります。
これらの機能により、使用頻度の高い内容をクリップボードに残しておくことで、より効率的な入力を行うことができるようになります。
なお、履歴はピン留め25回分と通常の履歴25回分の保持が可能で26回目以降は、ピン留めされていない古いデータから順に削除されていきます。
こんな便利な機能を使わないという選択肢はありません。
今すぐWindowsキー とVを同時に押してクリップボードの履歴機能を有効にしましょう。
そして任意のデータをコピーしたら、貼り付けたいところを選択し、もう一度Windowsキー とVを押しましょう。
表示されたクリップボード内から貼り付けたい履歴をクリックすれば新しい道が開けたことを実感できるはずです。
動画の方で参考例を挙げていますので、参考にしてみてください。
https://youtu.be/bvdcGFA2_6Q
株式会社 マスエージェント システム企画課 宮脇 誠
※本記事に関する内容・業務改善依頼等ありましたら、お気軽にご相談ください。
