デジタル快刀乱麻 第2回「入力規則のススメ」
「かの者、格子算術の奥義伝えたるや、”格子に契り交わさば憂い無し、万人を以って道外さず。知りたる道を統べるなりけり”」
これは、かの有名な電脳古事記の第3章第6節に出てくるフレーズです。
「表計算ソフトを使う上で困ることランキング」上位の常連といえば、「同一のファイルに複数の人が入力した際のデータが統一されていない」というものです。
全角・半角・平仮名・片仮名・英数記号が入り乱れ、「知識差・無意識・急いでいる」等、理由は様々、データはバラバラ。これでは計算以前の処理に時間が掛かってしまい、溜息の溜池ができること必至です。
さて、この問題の本質はどこにあるでしょうか?入力する側の意識・知識の問題でしょうか?
いいえ、問題の本質は「どのような形のデータでも入力可能」な状態になっていることです。
入るべき場所に入るようにしか入らない状態を設定する。これが「入力規則」です。
「どのような形のデータでも入力可能な状態」というのも、入力規則の一つになります。
表計算ソフトはたくさんありますが、どのソフトにもこの「入力規則」の設定があります。
とりわけエクセルの入力規則には数値や日付、リストや入力コントロールといったものがあり、取り扱うデータの内容によって適切に設定することで期待したとおりのデータを効率良く入力してもらうことが可能になります。
動画の方で参考例を挙げていますので、参考にしてみてください。
QRコードからでもご覧頂けます。
株式会社 マスエージェント システム企画課 宮脇 誠
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