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売上の中身を見る

売上の中身を見る

「売上」というのは、ほとんどの経営者が重要視している指標ではないでしょうか。
売上は会社の成長度合いを見るには、非常に分かりやすい指標です。

売上は増加していれば良いのですが、減少している場合は「その事業は世の中に必要とされなくなっているのでは」ととても不安に感じる経営者もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、売上を上げる目的を見失ってはいけません。
しっかりと利益を出して、長期にわたって業績を上げ続けることが、良い経営の条件です。
そのためには、きちんと売上の中身を見ることが肝要です。

例えば、売上が増加している場合、なぜ増えているのか理由をきちんと検証してみましょう。
取引先の売上好調等の外部環境によるものであるのか、大口受注による一時的なものであるのか、営業活動の成果によるものであるのか、色々な理由が考えられます。
一方、売上が減少している場合は、景気動向等の外部要因によるものであるのか、不採算事業からの撤退などによる一時的なものであるのか、営業活動の不手際によるものであるのか、売上の数値だけを見ても、その理由は分かりません。

売上増減の要因を把握するには、まずは売上を販売単価と販売数量に分けて見ることです。
さらに売上を取引先別・商品別等に分け、それぞれの粗利益や推移まで見られれば、さらに有益な情報を得ることができ、自ずと次の打ち手も見えてきます。

売上データを整備できたら、次にそれを活用することが重要です。
いくら詳細にデータを整備しても、十分に活用されなければ無用の長物です。
そればかりではなく、売上データに基づくことなく、単に「売上を増やせ!」と号令をかけると、社員は無理な取引拡大に走り、販売単価の低下や取引条件の悪化を招くこともあります。
逆に、売上の中身をしっかりと見ることで、社員の意識や行動に良い変化が生まれるでしょう。

意外とこういった基礎的なデータが見落とされていることが多いので、一度しっかりデータを整理し、分析・検討してみてはいかがでしょうか。

2021年02月01日

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